村上春樹



彼の著作、「ダンスダンスダンス」ではハワイが象徴的に扱われる。
これを読むと、ピナコラーダを俄然飲みたくなるのではあるが、
もう1箇所、ハワイに来てやっと腑に落ちた部分があった。

「きちんとした資本を持つ会社が、きちんとした投資をして、
きちんと回収をする。」 これが高度に発展した資本主義のシステムだという下りだ。
(ハワイの開発に関しての話だったと思う。)

大分うろ覚えなので、ニュアンスとして捉えていただきたい。

この感覚がハワイで暮らしてみてやっと、体感できたのだ。

拡大を続ける、アラモアナショッピングセンター、
ハワイ×ディズニーという楽園同士が組んでしまったアウラニリゾート。
ハワイで誰がイッセイミヤケを買うんだろうと首を傾げたくなる
インターナショナルマーケット内の高級百ぱ店。


どれを見ても、このサイクルにどっぷりである。

そして、翻って、もう一つ。

よく聞く相談。
ハワイで働きたい。
ハワイに住みたい。春樹風に言うと、

住みたいんだったら、住めばいいし、働きたければ、働けばいい。
ただ、これだけは言いたい。完璧な絶望が存在しないように、
完璧なVISAは存在しない。


ただ、そう言ってもしょうがないので、、、
最近は率直に聞いてしまいます。
・いくらお金と時間をかけてもいいか。
・万が一戻ってこなくても、大丈夫なぐらいの資本力はあるか? そこしかありませんと。

ここが前提でないと、観光ビザで行き来するほうが、何かと楽だと思います。

つまり、当然の結論に行き着くわけですと、やはりハワイは特殊なマーケットであるということ。

下々の我々ができることとしては、日本とハワイのギャップを見つけては、
その隙間を埋めてみたり、掘ってみたり、誰かに穴が空いてますよーと呼びかけてみたり、
時にはピナコラーダを飲んで心地よい風に吹かれながら、日本に想いを馳せてみたりするしかないのかなーと。

ただ、それでもずーっと居たくなる。

そんな不思議の国のハロウィンデーでした。